2013年10月26日

公開講座のおしらせ

11月3日(日)10時30分から「武雄温泉ハイツ」佐賀高教組主催の公開講座が開かれます。代表世話人が講師をつとめます。内容は、そもそも武雄市図書館・歴史資料館はどのような方針でつくられてきたのか、その両館がこの一年でなぜ壊滅的状況になったのか、そのことで今後の武雄のまちづくりはどこに向かうのか、さらにその武雄図書館が全国自治体にどのような影響を与えようとしているか。映像で分かりやすく紹介します。

3:11以降、日本社会は大きく舵を切ろうとしています。関東大震災を経て、日本は先の戦争に入っていきました。その時代と、同じような流れが見えなくもありません。政治や行政にお任せするのではなく、市民一人ひとりが小さな出来事にも向き合う気持ちを持たなければ、次々に学びや・暮らしの環境が変えられてしまいます。そのような状況について、今までのように県や国が指導するようなことはありません。地方分権は自己責任のまちづくりの到来であり、武雄の子どもたちの未来は私たち市民一人ひとりの責任の上にあります。

なお、当日は映像メディアは入りません。お誘い合わせの上ご参加ください。

佐賀高教組一般公開講座チラシ.pdf
posted by 市民の会 at 10:09 | Comment(0) | お知らせ

2013年10月22日

「公開質問状に対する回答」

武雄市教育委員会から公開質問状に対する回答がありました。
この回答についての当会の見解は近日公開いたします。

[武雄市] H25-10-21 公開質問状に対する回答.pdf
posted by 市民の会 at 19:40 | Comment(0) | 公開質問

2013年10月18日

「数値化できる教育と数値化出来ない教育のこと」 

タブレット端末を、小学校一年生から配布するという報道が流れています。この報道で私は正直“怖い”と思いました。ICT教育がどのようなものか、私は分かっているわけではありませんが、便利な道具を先に与えてしまうことが、子どもの育ちに影響があるのかないのか、分からないだけにとても心配です。

このようなことは先行してリスクを取るより、少々遅れても子どもたちへの影響が検証されてから、取り組むのも悪くないと考えています。先日、ITに詳しいある若い人と話しをしましたが、聞いた話として武雄に家を新築しようと考えていたが、このニュースを聞いて他の町に変えましたということでした。

現在の若いお母さんたちは、2歳児の自分の子どもとスマホで遊んでいる、このニュースにも仰天してしまいましたが、そのようなIT感覚の人たちが親になる時代だということでしょう。

育児支援で有名な聖マリア病院の橋本武夫先生に、武雄に話に来ていただいたことがあります。先生のデーターによれば学習するのは10才からで9才までは、母親のスキンシップが第一で、後は自然の中で仲間と思いっきり遊びなさい、と教えてくれました。そのことが結果として人間を創る基礎になり、その基礎が小さければ十分な発達は得られないということでした。

昔から三つ子の魂百までと言いますが、そのことは医療的にも証明されており、母親のスキンシップがその赤ちゃんの一生を決める、と言っても過言ではないと思います。それが2才からスマホ???保健師さんたちは、そのような指導はしていないと思います。

全国学力テストの順番を発表し、その成績の悪い校長先生の氏名を晒すようなニュースが他県で流れていました。その知事さんは研究者でそれなりの実積を上げた人ですが、政治家になればこのように変わるのかと驚きました。

数値化した学力は分かりやすいのはその通りですが、それはあくまでも一面的なもので、それをもって全体を表わすものではないと思います。むしろ、数値化できない教育を真面目に進めている学校の子どもたちが、将来大きな人間になる可能性の方が大きいのではないでしょうか。

タブレット端末を与えた教育がどのような結果になるか分かりませんが、学力向上を目指した数値化教育が、数値化でできない本当の学力を小さくすることだけは避けてほしいと思います。何より、教育現場において実験的過ぎるモノは止めてほしい、子どもたちはモルモットではありませんから・・・(笑・笑いごとではありませんよネ)
posted by 市民の会 at 10:17 | Comment(0) | その他

2013年10月14日

武雄市教育委員会に『公開質問状』を提出しました


『公開質問状』
武雄市教育委員会                   平成25年10月10日
教育委員長 諸石 洋之助 殿
教育長    浦郷 究    殿
武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会
代表世話人   武雄芳輔   井上一夫

『公開質問状』
日ごろから、私たちの学習する市民の会にご支援・ご協力いただき、心より感謝申し上げます。さて、武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会(以下「会」)は、昨年7月に立上げ1年間市民のみなさまと共に学習してまいりました。

さて、「会」では8月14日に「一年振り返り学習会」を開催しました。そのまとめと一年間コア会議で議論したことをリストアップし、公開質問状として提出させていただくことにしました。

昨年も10月10日付で、13項目にわたり公開質問状を提出させていただいています。今回もその例に倣って年一回の公開質問状を提出いたしますが、既に図書館は改修を終え営業活動に入っている段階であり、昨年は総括的にしか応えていただけませんでしたが、今回は項目ごとに詳細な回答がいただけるものと期待しています。

質問内容は既成の事柄が多く、15日後(最大30日後)のご回答をお願いたします。なお、引き続き今年度の「会」の学習会に、市教委からのご参加をよろしくお願いいたします。今年のテーマは「本当の図書館を求めて!」です。

公開質問の概要
T、公共建築として利用者安全の問題
  改修後の図書館は火事・地震などの災害に対して利用者安全が十分に確保されていません。公共建築としては欠陥ではないですか?

U、公共図書館としてその機能の問題
  公共図書館としてその機能が不十分です。商業部分を重要視した結果、図書館として壊滅的状況になっています。

V、歴史資料館を蔦屋書店に渡した問題
  今回、指定管理者の業務範囲以外の蘭学館が、なぜ、突然に蔦屋書店のDVDCDレンタルコーナーに変更されたのでしょうか?武雄蘭学の功績を無視した暴挙です。

W、行政手続き上の問題
  CCCのノウハウを信用して進められた改修工事は、いいように蔦屋書店中心の商業施設に変えられました。非民主的な行政手続きが、その根幹にあると思います。

X、その他教育の問題・ICT教育について
  “百の議論より一の実行”で進めた社会教育政策は壊滅的になりました。学校教育政策・子ども政策は失敗は許されません。透明性をもって慎重に進めてください。 

20131012_公開質問状・武雄市教育委員会(詳細・写真付き).pdf
取り戻そう私たちの美しい図書館・歴史資料館.pdf
平成24年10月10日教育委員会への公開質問状.pdf
平成24年度公開質問状への教育委員会からの回答.pdf 
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2013年10月06日

グットデザイン賞と武雄市図書館のこと

2013年10月2日の佐賀新聞に、武雄市図書館がグットデザイン賞特別賞候補100に選ばれたと報道され驚いた。その選定理由に、本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用し易さを官民共同で追及している、と書かれている。これにも驚いたが自己申告のデザイン賞であり、応募者のコメントをそのまま載せたのだろうが、もう少し現場を検証する必要があるのではないか。

グットデザイン賞と言えば直ぐに思いだすのが、故森正洋さんのデザインで波佐見の白山製陶が58年に製作した「G型醤油さし」である。61年の第一回グットデザイン賞に選ばれ、50年以上も使われ続けている正真正銘の“グットデザイン”である。

この作品は容器と蓋だけのシンプルな構造だが、その全体の姿の美しさと共に、蓋のつまみを指で押さえれば量も微調整できるという優れモノである。デザインと機能二つが揃っての受賞であり、50年以上も家庭の食卓で愛され続けている理由だろう。

グットデザイン賞の目で、武雄図書館を見てみよう。改修前の図書館は文句なしのグットデザイン特別賞モノである。すでに、佐賀県快適建築賞特別賞を受け、そのデザイン性は評価済みである。それでは、現在の作品がそれに値するかについて私は否であると思う。

具体的に少し見てみたい。外部デザインについては大きく変わっていないが、蘭学館のオランダタイル張の外壁に“武雄市図書館”という電飾看板は商業主義的過ぎると思う。

内部については、前はコンクリート打放しの柱壁に、上部柱と屋根組は木造という二つのコントラストでシンプルな美しさがあった。特に、上部壁のコンクリート打放し面は、南側の連続したスリット窓からの光を反射し、自然光で図書館内全体を明るくする機能的・省エネ的に考えられたものであろう。(写真左)今回はその壁面に≒4bの高い書架がつくられたことにより、館内の大部分を人口照明に頼らざるを得ない状況になっている。

前は高さ≒1,5bの書架が1階だけに配置され、車椅子ベビーカーで容易に廻ることが出来たが、今は高い書架が配置され迷路のような閲覧動線に変えられており、これが“探しやすさ・利用し易さ”の評価になるとはとても思えない。(写真右)

グットデザイン賞も50年以上の時間が経ち、その評価の視点が変わったのだろうか?
“G型醤油さし”に代表されるような“機能美”こそ、評価してほしいと思っているが、そのことが私たち市民にも“デザイン感覚”が培われていくことにつながるのではないか。

有名デザイナーのデザイン押し売りはご免蒙りたいし、デザイン賞が販促活動に利用されているように見えるのも違和感を覚える。50年が過ぎ、原点から日本のグットデザインを市民のために考えてほしい。

井上一夫

(参考に写真を添付。G型醤油さしは白山陶器のカタログから。図書館写真は「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」の資料。)

10月6日参考資料.pdf
G型しょうゆさし.pdf
posted by 市民の会 at 11:30 | Comment(0) | その他