2014年04月01日

市長選・市議選の候補者に公開質問状を提出しました

3月29日の市民学習会で市長選・市議選の候補者に公開質問状を提出する事を決めました。

その場で叩き台的な提案を行い最終案はコア会議で決めさせていただきました。

昨31日各選挙事務所を訪問し回答のお願いをしてきました。

回答日時は4月3日12時にしていますので各回答は即時ホームページにアップする予定です。

市長選・市議選ともに質問は3問にしています。

1.2の質問は地方自治の基本的スタンスを問うモノです。

市長選の3.の質問は「武雄蘭学館を即時原形復旧」を問うモノです。3月16日文化審議会は武雄蘭学・洋学資料2224点を一挙「国重文」に指定するよう答申しました。このことは武雄市指定文化財にとどめておけば、貴重な国民的歴史資源が保存継承されるのか?その危機感の表れではないでしょうか。

市議選の3.の質問は「タブレット端末と反転授業」を問うモノです。ICT教育を否定するものではありませんが、今までにない教育システムを導入するのであれば、その哲学(philosophy)計画(plan)工程(program)を示し、全市民に対して丁寧な説明を行い理解を求めるのが先ではないでしょうか。そのことが各家庭の不安を招いているのだと思います。

学習する市民の会は2012年7月に立ち上げました。翌月8月29日の学習会資料を公開質問状と合わせて添付していますが、その時点での疑問について3年目に入っても納得のいく説明は得られず今日に至っています。

武雄市図書館・歴史資料館問題は、地方自治の運営そのものにあるのではないか、という認識から市長選・市議選の質問1.2.は上げられています。

PDFで添付していますので原点に立ち返るような気持ちでご一読ください。

武雄市長・武雄市議会議員 候補.pdf
0829学習会資料.pdf
posted by 市民の会 at 17:56 | Comment(0) | 公開質問

2014年03月18日

『市民学習会のお知らせ』

武雄市図書館歴史資料館が、改修オープン後一年を迎えようとしています。両館を学習する市民の会では、この機会をとらえて平成25年度の最後、そして平成26年最初の学習会「まちづくりワークショップ」を開催します。年度末のお忙しい時期と思いますが、お誘い合わせの上ご参加ください。

プログラムの内容については、添付のチラシをご参照いただきたいと思いますが、まちづくりの基本は「過去・現在・未来」の「時間軸」で考えることが重要です。
今回は1部で過去・今までの武雄のまちづくりを学習し、2部の今のまちづくりでは「武雄市図書館・歴史資料館」の市民評価を行います。3部では、今からのまちづくりで課題になるものを取り上げ、会で集めた情報を基本に提案・議論してみたいと考えています。
 
なお、今回は昼の部(13時〜16時)夜の部(19時〜22時)と2部に分け、参加し易い環境を整えました。各3時間を予定していますが、出来れば2時間半で終了し最長時間で3時間にしたいと考えています。
 どうぞ、お気軽に学習会「まちづくりワークショップ」にお出かけください。

20140329・まちづくりワークショップのご案内.pdf
posted by 市民の会 at 21:27 | Comment(0) | 学習会

2014年03月03日

子どもたちにホタルを見せよう!

埼玉県学校保健会では、頻発する子どもに関する事件に危機感を強め、平成16年から「IT機器の使用が子どもの心に及ぼす影響」について調査・検討している。その中で、医学博士で脳科学の権威・森昭雄教授は興味深い次のような報告をしている。近年脳科学の発達により、脳波を計測し脳の働きが科学的に証明されるようになってきており、その計測データーによると、同じ小説を読むにもコンピューターで読む時より本で読む時の方が、前頭前野ばかりではなく、右能も左脳も活発に働いていることが分かるという。

大まかに脳の構造を言うと、前頭前野(前頭葉)は、意思・創造・思考・規範を主に司り、頭頂葉は体性感覚・運動を、側頭葉は聴覚・視覚・読み書きを、海馬とその隣の偏桃体は記憶を司ると言われているが、森教授の脳の活動状況のカラ―映像では、本で文字を読むほうが脳が活性化されていることと、アニメを見ている時は左右の脳が殆ど動いてないこと、音楽を静かに聴いている時は脳が活発に動いていることが分かる。また、驚くことには、3才の子どもがホタルを見る時の脳が、本を読んでいる時と同じように活発に動いてことである。特に前頭前葉が働いていることは、幼児なりに一生懸命ものを考えているのである。

さらに森教授は、アメリカの宇宙物理学者でインターネットの発展に手を貸してきたクリフォード・ストールの言葉を紹介している。「今の子どもは、テレビやコンピューターゲームなどを介してアニメの映像に過剰なまでに晒されている。子どもを(沈思)黙考へ導くコンピュータープログラムがあったらお目にかかりたいものだ」と。ストール氏は森教授と同じく、ITやコンピューターの全てを否定しているのではない。これら機器としての利便性はよく承知しているが、その機器は社会的判断が出来るようになってから与えても遅くないと言っているのである。

特に重要なのは0才から3才までの間に、両親とりわけ母親が乳幼児をいかに優しく抱擁し、根気よく語りかけ、目を見つめ、抱きしめて育てなければならないかと言うことである。そうすれば、1才以下の乳児は人間を信頼できる、暖かく快い動物として認識するようになる。3才以下の乳児たちは、脳が正常に発達する基盤を獲得するかどうかの瀬戸際におり、この時期に人間不信感を持つと以後ずっとトラウマとして尾を引くことが予想されている。このような時期に、傍らにテレビを置いて親が楽しむための騒がしい音響を聞かせたり、忙しい過激な画像を見せたりすると、子どもの脳は健全に発達するのが困難になっていく。 

森教授は「脳の回路がどんどん組み立てられていく筈の3才前に、常にわけのわからない映像と言語が脳に入っていく」ことは、良くないと述べている。(この調査のアンケート結果は、1才児からテレビ視聴開始が多い)    

この調査報告をまとめた埼玉県学校保健会は「子どもたちにホタルを見せよう」を提唱している。それは、ホタルを見る3才の子どもの脳が、知・情・意や道徳心を司る前頭前葉で非常に活性化することを踏まえての発言で、子どもたち特に就学前の乳幼児に出来るだけホタルを見せられるような環境を与えて行こう、という提唱である。

IT先進国の米英では、IT機器は成人してから持たせる動きがあるという。3DTVやiPadなど、次々にIT機器が更新されていく国内で、娯楽性・効率性や景気回復志向の大人感覚が、日本の子どもの育ちを危うくしないか心配である。

2007年の国際調査(IEA)において日本の子どものテレビ、ゲームなどの電子映像メディア接触時間は世界一であるという結果が出ている。                       

20101015 井上一夫
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2014年02月21日

タブレット端末は子どもの育ちに影響しない???

2月15日(土)福岡市のFFGホール(福岡銀行本店)で“読書推進フォーラム”が開かれました。女優“真野あずさ”さんの朗読、「子どもの頃の読書は成人の現在にどう影響するか」の調査研究報告、最後に作家・五木寛之さんの講演がありました。以下は、その聴講から私見を交えてまとめました。

調査研究では『子どもの頃に読書活動が多い成人ほど「未来志向」「社会性」「自己肯定」「意欲・関心」「文化的作法・教養」「市民性」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高い。特に、就学前から小学校低学年までの読書活動と、成人の「文化的作法・教養」との関係が強い。子どもの頃の読書活動と体験活動の両方が多い成人ほど、現在の意識・能力が高い。』ことが報告されました。このことからも、小さい時から読み聞かせや・絵本などに接してきた子どもほど、自然体験や社会体験活動にも前向きに取り組み“生きる力”を培ってきています。そのことが成人になってからも、文化的・経済的に有意な市民を生みだしていることが伺えると思います。

五木さんは「物語の力」のテーマで話されましたが、ソチオリンピックからフィギュアの羽生選手をモデルに、彼はプロポーションも抜群で外国人選手に比べても遜色はないが、それだけではなく彼の出身が被災地仙台であり、喘息の持病を克服しながら今リンクに立っている、その背景・全体的な「物語」がさらに彼の金メダルの価値を大きくしている、これは「物語の力」でしょう。

日本人の識字率の高さは江戸時代の“寺子屋”が原点ですが、文字活字を読むことはその情報から「絵」にすること(翻訳)が求められます。その作業の中で私たちの「想像力」や「創造力」が培われ「物語の力」を得ることができます。テレビやIT機器は、一方的に多くの情報を与えますが、そこから人間として必要な「創造力」や「想像力」が培われることは限定的になるではないかと思っています。

近頃、とても信じられないような凶悪事件が頻発していますが、これも「物語性の欠如」から来ていると思います。今、自分がこの行動をとればその結果どうなるかが想像できない、さらに、そのことで家族や周辺の人たちがどのような状況になるか、その「物語」を構成することもできない、そのような日本人が今増えているのではないでしょうか。

生活の便利さが、少なからず子どもの発達に影響を及ぼしていると思います。読書離れや実体験不足が、他人を思いやる気持ちや、自分は大切にされているという気持ち(自尊感情)が育たない環境をつくり、数字で見えるものだけを評価し、経済がすべての至上主義を生みだしているように思います。

政治や政府関連組織のトップに人格・品性を疑いたくなる言動が目立ちます。TPOをわきまえない・言っていいこと悪いこと、想像力&創造力をどのように培ってきたのでしょうか? 

もう一度、“文字活字文化”の原点に立ち戻り、読み聞かせや絵本など地域の読書活動から、人間としての基礎力を子ども時代に大きく育てる、そのような感性豊かな日本人再生プログラムも必要ではないか!読書推進フォーラムを聴講しながら強く感じたことです。

デジタル・デトックス(解毒)という言葉があるそうですが、パソコンやスマホから避難して心身を解毒する?そのような時代に日本も入っているのでしょうか。

来年度から武雄市教委は、小学一年生からのタブレット端末を無償で支給するようですが、その便利なIT機器が子どもたちの学習意欲を喚起し、バランス良く五感を育てることにつながるのでしょうか?

2歳児がスマホで母親と遊んでいる?そのようなテレビ報道を聞くと、アナログ世代でデジタルのことは殆ど分からないだけに、子どもたちの発達・子どもたちの未来がとても心配になります。

井上一夫(20140221)

読書推進フォーラム.pdf
posted by 市民の会 at 16:58 | Comment(0) | その他

2014年01月06日

世界は今

市民のみなさま                           

世界は今、より大きく、より強く・・・という20世紀の夢をもう一度追おうとする勢力と、みんなが主人公感覚をもって等身大で協働し合う、より小さくコンビビアルな社会・国家を創造しようとする勢力とが、拮抗しつつあるように見えます。
まちづくりや教育は、どのような社会・文化を構想するかという探求を抜きには実践できませんが、こうしたことをめぐる議論が不十分なままで、ただ先を急いでいるように見えます。

今年は、今まで通りに『奪われた!私たちの美しい図書館・歴史資料館の奪還!』のために学習を継続していきますが、それに合わせて武雄(日本)の民主主義(特に憲法21条=集会の自由・結社の自由・表現の自由)についても議論していきたいと思います。その経過の中で「武雄の社会・文化のグランドデザイン」をみんなで探り合うことになるでしょう。

新たな課題が次々に見えてきていますが、それだけ私たち『市民団体』の存在・活動が求められているのだと思っています。さらにこの一年、市民学習の場を広げて行きますので、どうぞご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

2014年1月4日
武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会 コア会議から

以下、添付資料をご覧下さい。

世界は今.pdf
posted by 市民の会 at 13:53 | Comment(0) | その他